2019年9月30日

デザイン&テクノロジー

AKRAPOVIC/アクラポヴィッチ

 
アクラポヴィッチ デザイン&テクノロジー

テクノロジー編 エキゾーストシステム開発シーン


エキゾーストの耐久性は、”熱応力”にどう対応するかで決まるといっても過言ではございません。
熱対応力とは、排気熱により、各構成部品は熱膨張しようとすることで、エンジンやブラケット、ステー類等に、拘束や熱いところ・冷たいところの温度分布による膨張差が発生します。
例えば走行時の急加速・減速時等や、走行後にエキゾーストが冷えていく過程といった様々な場面で、各部品にストレスが発生します。
高温下でも高い強度を有する材料選定、熱応力を上手くいなしてやるための構造、場面を想定した温度分布のコントロール、パイプ曲げによる肉厚変化、溶接品質...
開発において乗り越えなけらばならないハードルは多岐にわたり、開発チームはそれら全てをクリアしなければなりません。
そして、開発されたエキゾーストシステムは、実物を用いた耐久テストにおいて、十分な耐久性と性能が獲得されている事が確認されて、初めてお客様の下にお届けできるものとなるのです。

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