dymag : ダイマグ



1970年代初頭に創立されたダイマグ社は、フォーミュラ 1用のダイキャストマグネシウムホイールを開発し、世界初の3本スポークのマグネシウムモーターサイクルレーシングホイールを発明する事でテクノロジーの頂点に到達しました。F1、インディカー、ラリー/RAID、モトGP、スーパーバイク、マン島TTなどの多くのレースで優勝、チャンピオン獲得、多くのスーパーカーメーカーでの活躍など4輪、2輪を問わずダイマグ社は多くの実績を残しています。それらの成功を受けダイマグ社は鍛造マグネシウムホイール、鍛造アルミニウムホイールの製造を拡大し最終的には二輪・四輪用「軽量カーボンコンポ ジットホイール」を開発し、世界中の二輪ライダー・四輪ドライバーの熱狂的な支持を受けました。

2011 年、クリス・シェリー会⾧と他の主要な元ダイマグ従業員がダイマグの経営権を取得し、会社は再スタートを切りました。間もなくモーターサイクルレースとアフターマーケットへの再参入に成功し、2014年のマン島TTではダイマグホイールでマイケル・ダンロップが乗り優勝(BMW S1000RR)、同年英国のスーパーバイク(BSB)での活躍、2016年にはマン島TTシニアスーパーバイクレースで史上最速のラップで勝利 (平均速度 133.393mph)。2017年にはSuzuki GSXRで再び勝利を収め、2018年はディーン・ハリソンがダイマグホイールと共にマン島TTコースを平均時速134mphで周回した史上初のライダーとなり、2019年にシニアTTで優勝しました。

2018年にダイマグはレオン・ハスラムとボーンマスカワサキチームをサポートし、BSBでチャンピオンを獲得。BSBデビューシーズンでGP2タイトルを獲得したKramerの公式ホイールプロバイダーとして活躍したほか、米国のパイクスピークでも成功を収めました。過去30年間、常にホイール生産材料技術の最前線に立ち、鋳造マグネシウムから鍛造マグネシウムと鍛造アルミニウムに技術移行し、90年代から2000年代にかけては世界をリードする二輪・四輪用カーボンホイールメーカーとしての地位を確立しました。