TOPレースレポート>2009.06.13~14 “Road to 8hours” 鈴鹿300km耐久ロードレース

“Road to 8hours” 鈴鹿300km耐久ロードレース


出口選手の追い上げと寺本選手のクレバーな走りで6位入賞!

鈴鹿サーキット(5.821km)
6/12(金) 特別スポーツ走行
6/13(土) 公式予選
6/14(日) 決勝レース        決勝日来場観客数 13,000人

“Road to 8hours”の名の通り300km耐久レースは鈴鹿8耐の前哨戦として各チームがライダー、マシンとも8耐に向けた
戦略で挑んでくるレース。昨年の8耐では決勝7位を獲得、さらに上位を目指し今年も参戦する私たちPLOT FARO PANTHERA チームにとっても、重要なレースとなる。ライダーはチームメイトの出口選手と寺本選手の2人で挑みます。


特別スポーツ走行
天候:晴れ コースコンディション:ドライ

 出口選手と寺本選手は決勝レースに向け、今日のスポーツ走行でも交代で1台のマシンを走らせる。どちらかが走行してピットに戻ると、そのコメントにもう1人が耳を傾ける。メカニックと共に必要な変更を考え、トライする。時には2人が同じセッティングも試し確認する。今日3回ある走行は各1時間。合計3時間の間に繰り返していく中で、2人の求めるセッティングは似ていて良いと感じる所と悪いと感じる所も共感することが出来た。うまく連携して仕上げていく事で2人のタイムも上がってきた。

予選
天候:曇り コースコンディション:ドライ

 予選回数は2回で時間は各40分。使用出来るタイヤは2セットの制限がある。出走台数は56台。予選1回目、まずは出口選手が新品タイヤでコースインし、時間中盤に2'11"811を記録して10番手。終盤に寺本選手に交替、僅かな時間でのベストは2'12.235。
 予選2回目も出口選手が先にコースイン。数周回した後ピットインしてタイヤをもう1セットの新品に替え、アタックを開始。2'11.254と1回目を上回るラップを出して寺本選手にチェンジ。一発のタイムを狙ったが前走者によるロスもあり2'12.434の結果に本人も残念な表情を浮かべる。最後に再び出口選手がマシンの確認も兼ねコースインするが、まもなく予選は終了した。ライダー2人は昨日のスポーツ走行でもコース上にマシンが多く、クリアラップは無い印象だった。他のライダーも状況は同じだが、多い台数の中でのタイムアタックは難しいものであり、決勝でもその部分はレース展開に現れてくると想像された。
 総合予選結果としては2回目の出口選手のタイムがチームのベストとなり、明日のスターティンググリッドは9番手で決勝レースに挑む事となった。

決勝/52ラップ
天候:晴れ コースコンディション:ドライ

この日は朝から気温が高く、日差しも強い。昨日までとは異なり、真夏を思わせるコンディション。急な変化にライダー、マシンへの影響も考えられる。
 スタートは出口選手。ルマン式スタートのカウントダウン「0」を合図にマシンに駆け寄りスタート。だが始動に時間を要し、大きくポジションを下げて1コーナーに入る。ホームストレートに戻ってきた1周目の順位はスタート位置より10位近く下のポジション。
 しかし、ここからパフォーマンスを発揮した出口選手は、素晴らしい走りで前を抜いてゆく。タイムも予選に近いタイムを多く刻み、まさに怒涛の追い上げを見せる。勢い溢れる走りで次々とポジションを上げて、予選順位を上回る6位まで追い上げた。そして、ほぼ予定の時間を走行し終えピットイン。タイヤ交換、給油を行う間に出口選手は交代する寺本選手と言葉を交わし後を託す。

 ライダーは寺本選手にバトンタッチ。ピットインにより少し順位を下げるが他のチームもピット作業を行い順位は6位に戻る。前を追いたい所だが前日までに比べ極端に上がった路面温度に、さらにペースを上げるのは困難だった。
 周回を重ねつつ、寺本選手はむしろ燃費のことを気にかけていた。300km耐久では通常ライダー交代の際に1度だけ給油を行う。しかし、これは燃費の面では厳しくラスト数周でガス欠にかなり近い状態となる。実際過去の300km耐久でもガス欠になるチームは決して珍しくない。
 一方で後方の7位のマシンは近い位置にいる事も寺本選手は把握していた。後との差を保ち、燃費を抑えるクレバーな走りに切り替える。ベテランらしい総合的に考えた走りで周回する寺本選手をピットで待つスタッフも固唾を呑んで見守る。そして寺本選手は狙い通りに後との差を保ち、終盤には差を広げたところでさらにペースを落とし燃費を抑える。結果、見事6位でゴール。ゴール後にガス欠でストップするほどギリギリの状態だった。
 出口選手の追い上げと、寺本選手の考えた走りがうまくかみ合う事で得られた結果だった。

 ライダー、チームとも今回の結果を次の鈴鹿8時間耐久ロードレースへ、まずはスタートが出来たと捉えています。8耐の表彰台を目標に、チームの持つ力を十分に発揮できるよう準備を進めていきます。
 PLOT FARO PANTHERA に応援宜しくお願いします。
出口選手コメント

 目標は鈴鹿8耐の表彰台。今日の6位という結果は今のポジションであり、目標の為のスタートが今日のレースだと考えています。課題も残るレースだったので、8耐までのテストでクリアしていき目標を達成出来るように寺本選手、チームと共に頑張ります。
 今日、応援頂いた皆さん、ありがとうございました。8耐でも宜しくお願いします。
  寺本選手コメント

 レースウイーク中で最も暑く、路面温度も高い状況にフィーリングが合わず、交代直後ペースは上げれませんでした。そこで切り替え、考えて走れたのが良かったです。燃料もギリギリでしたし、後のマシンとの差も上手く広げる事が出来ました。8耐には出口選手、チームスタッフと今以上に調子を上げて表彰台を目指し頑張ります。
 応援、宜しくお願いします。
 

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