歴史

1924 1924年、ベルスタッフは、ハリー・グロスバーグによって、英国中部のスタッフォードシア州に位置するストーク・オン・トレント市ロングトンのビクトリア・プレイスに設立されました。初めは、男物と女物の防水加工の衣類を扱うメーカーとしてスタートしました。
フェニックスが羽を広げたロゴは、どんな時代の荒波をも乗り超えて続いていくようにと、選ばれました。
完全防水でありながら、通気性のある繊維、Wax Cottonを世界に先駆けて使用したのは、この頃です。この繊維は、大変優れたエジプトのコットンに天然油脂の加工をしたもので、完全防水でありながら、十分な通気性を持っていました。 この素材でベルスタッフは、ライダーを保護するハイテクウェアの開発を得意とするメーカーへとなっていきました。
1930 1930年代のベルスタッフは、防風・防水・耐磨耗性を持った衣類の生産を専門とするようになりました。そのため、飛行家・ライダー・軍隊はもちろん、アウトドア用の衣類分野でも、秀でたメーカーとなりました。
保護を目的としたこれら衣類の生産と合わせて、ライダーの保護・安全をトータルに保障するようにと、ゴーグル・グローブ・ブーツ・ヘルメット・バッグのデザイン・開発が、年月をかけ行われ、それらの生産も開始しました。
1935 有名なTrialmasterジャケットは、熱心なライダーによって、代々支持され続けました。 その中には、名高いチャンピオン達もいます。
1,250勝をあげたSammy Millerもその一人です。 Phil Readは、Grand Prixレース参戦の際、雨の時は必ずこのジャケットを着ていました。伝説の人物、Ernesto Che Guevaraが、ラテンアメリカをバイクで横断した時に着ていたのも、このジャケットでした。
1943 1943年、どんな季節にも着用できる防水ジャケットBlack Prince Motorcycle Jacketが開発され、ベストセラーとなりました。 専門工場であるシルバーデイル工場では、約40年に渡り、年間4万着以上が製作され続けました。 ベルスタッフの伝統的な製造方法は、英国の伝統への愛と尊敬の念から、ずっと引き継がれており、それがベルスタッフのジャケットへの変わらぬ評価へと繋がっています。
1950 50年代~60年代のベルスタッフのジャケットは、コレクターや熱心なファンによって、常に支持されつづけ、真のライダーの証として、今も人気を博しています。
1960 ベルスタッフは、100%天然素材を使ったハイテクジャケットを作る唯一のメーカーです。しかしながら合成素材の分野に目を向けることも決して忘れてはいません。 
1970 70年代、有名なXL500ジャケットが作られました。 素材は、この時、新たに開発されたナイロン繊維で、Belflexという名前で知られています。 この快適性・耐久性・弾力性を越えるものは、今日でもありません。 XL500は、丈夫で完全防水、そして高い耐久性を持つため、今なおベストセラーになっています。世界中の何千人ものライダーによる走行テストが行われた結果、さまざまな要因からライダーを守るのに不可欠な、全ての要素を備えたジャケットであることが立証されています。
1991 90年代に入り、ベルスタッフは、Evolutionを発表し、バイクウェアの歴史に新しい1ページを残しました。 残念なことに、英国の衣料業界は危機的状況にあり、ベルスタッフもその影響を受け、ストーク・オン・トレントにある工場の閉鎖を余儀なくされました。 全てはこれで終わったかのように思われましたが、伝説を終わらせたくないという、クライアントや技術者達の強い意志により、ウェリンボローにある工場で、数は減ったものの、生産が続けられました。 また、コレクションデザインの責任は、Franco Malenottiに与えられました。
1994 1994年、ナイロン素材のBelfreshが開発されました。 この繊維は、汗を吸収・蒸散する優れた特性を持っていますので、暑い季節にはぴったりです。 1995年にはBeltechが開発されました。 この真の「保護システム」は、防水性・通気性・さまざまな要因から保護するという点で、トップレベルにあります。 歴史に名を残すブランドとなっていく事でしょう。 1996年、Franco Malenottiは、ベルスタッフを再びトップレベルの会社へと復活させるため、Clothing Companyを設立しました。 成果はすぐに表れ、売上は急激に増えていきました。
1999 1999年、表面にメタル保護をした生地、アイアンガードが初めて発表されました。 同じ年、異なった性質を持つ繊維のコンビネーションで作られたStratosシリーズのジャケットが、高温の気候での保護を目的として開発されました。
2000 2000年、ベルスタッフは、どのような使用条件下でも温度を一定に保つことのできる保護システム、Reactaコンセプトを紹介しました。 
2002 2002年に立ち上げた、イタリアの会社とのジョイントベンチャーが、ヨーロッパ市場で実を結び、長年にわたりリーダーとして君臨していた市場で、再び高い利益を生み始めました。 同じ年、バッグとシューズの部門を立ち上げると、それらもすばらしい発展を遂げ、まもなく、独立しました。 同時に、若者をターゲットにしたBlack Prince By Belstaff Collectionを、市場に再び送り出しました。
2003 2003年、特殊部隊用の安全ジャケットの生産を目的とした研究を、イタリアの有名繊維工場と一緒に行いました。 この研究は、市場で即時成功を収めることとなった、高性能Balistic Fabricの製作へと繋がりました。 また、着心地とフィット感を高め、着る人のダイナミックな動きにも対応するため、伸縮性と防水効果を持つCorduraを織り込んだElastoseamと呼ばれる特殊な縫製システムが開発され、特許を取得しました。 ElastoseamとBalistic Fabricをうまく組み合わせた事が、高性能ジャケットとブルゾンのDelta Force Collectionへの道を開きました。  同じ年、ベルスタッフは、レザーとElastoseamシステムのユニークな品質を取り入れたことで、抜群の保護性と着心地感を実現した製品、Ergonomic Leather Collectionを開発しました。 2003年、熱心なライダーであるGeorge Clooneyと共同で、二輪車救命救急を広める、ヨーロッパキャンペーンを行いました。
2004 2004年、ベルスタッフは、Clothing Companyに買収されました。 この年は、ベルスタッフの創立80周年でもあり、「80周年記念コレクション」が発表されました。同年、特許Diablo織りをした、超軽量で強いナイロン繊維を紹介しました。 Extralight Collectionでは、夏用ウエアとして、この繊維を使った、防水タイプで、かつ完全な通気性を持ったジャケットが登場。 同時に、Black Prince by Belstaffが、Telefonica Movistar Honda Teamのスポンサーとなり、Moto GP 世界チャンピオンシップで優勝しました。 (ライダーはSete GibernauやColin Edwards)。 この年の終わり、Seteは、世界ランク第2位となり、翌年は、Marco Melandriが2位になりました。
2005 ベルスタッフの服の人気がアメリカで急上昇し、Batman Begins, Blade Trinity, The Interpreter, Tomb Raider II, Ocean's Twelve, War of the Worldを始め、多くの映画で使われるようになりました。ベルスタッフ博物館にあるオリジナルものからアイディアを得て作られたAviator by Belstaff Collectionが、2005年、発表されました。それらは、1930~40年代に、飛行家を厳しい気象条件から守るために、作られたものです。このコレクションは、オリジナル品質に可能な限り忠実に作られており、Miramaxの映画The Aviator(主演: Leonardo Di Caprio 監督: Martin Scorsese)の衣装にも採用されました。 同年、一流の繊維工場の協力の下、Cotfortという素材を開発しました。 この素材は、高品質のコットンとナイロン、Elastan繊維を織りまぜたもので、涼味で丈夫な上、伸縮性にも大変富んでいます。
2006 ベルスタッフは、日本、ロシア、アメリカ、オーストラリア、南アメリカなどの海外市場へ進出し、成功を収めました。 ロンドン西部の代表的店舗のオープンは、ベルスタッフがトップへ返り咲いた事を象徴しています。 会社のロゴである、古代フェニックスの伝説は今も続いており、「再生」は、完璧に成し遂げられました。 そして、今なお、オートバイウェアの防水・保護性を追求し、伝統を守り続けています。新旧両方の豊かな知識と技術、そして、ファッションとデザイン性に富んでいる会社、それがベルスタッフです。

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