TOPレースレポート>2010.07.22〜25 “コカ・コーラ ゼロ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第33回大会

“コカ・コーラ ゼロ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第33回大会


長く過酷な、そして今年は連日35℃以上の熱い「 鈴鹿8時間耐久ロードレース 」で、気持ちをひとつにして昨年を上回る決勝4位を獲得!!

三重県 鈴鹿サーキット(1周:5,821m)

7/22 (木) 特別スポーツ走行
7/23 (金) 公式予選
7/24 (土) スーパーポール
7/25 (日) 決勝                                             4日間来場者数 107,000人


今大会、ファロージャパン株式会社様のご協力を得てチーム名は PLOT FARO PANTHERA (プロト ファロー パンテーラ) となる。ライダーは300km耐久と同じ出口修、安田毅史の両選手に加え、児玉勇太選手を加えた3人体制でエントリーする。

7/22(木) 特別スポーツ走行
天候:晴れ コースコンディション:ドライ

 午後に1時間ずつ2回の走行時間が設けられる。
気温は37℃を越え、路面温度は60℃を上回る猛暑の中、出口選手と安田選手が中心となって走行と仕様変更を繰り返し、明日の予選に向けてセッティングを詰めていった。


7/23(金) 公式予選
天候:晴れ コースコンディション:ドライ


 昨日に続く猛暑の中で第1、第2、第3の各ライダーが30分ずつ2回の予選に臨む。PLOT FARO PANTHERA 3人の選手は次のタイムをそれぞれ記録した。

 出口選手 2'10.550(予選1回目) 全第1ライダー中 6番手
 安田選手 2'11.753(予選1回目) 全第2ライダー中 7番手
 児玉選手 2'12.851(予選2回目) 全第3ライダー中 5番手

出口選手のタイムからチーム別の総合順位は6番手となり、明日の「スーパーポール」への出場を決めた。

また、この日は夕方から夜間走行が行なわれライダーは本番に向け確認の走行を行なった。


7/24(土) スーパーポール
天候:晴れ コースコンディション:ドライ


 昨年の1人ずつタイムアタックする「トップ10トライアル」とは異なり、今年は予選上位20台によるノックダウン方式の「スーパーポール」が採用され、決勝グリッドを賭け熾烈な争いとなる。
各チーム、ライダーは1名。使用出来るタイヤは1セットで行なわれる。
PLOT FARO PANTHERAはエース出口選手が走行する。

スーパーポール1の時間は14分間。上位16台が次のスーパーポール2に進む。出口選手は2周目に2'10.879を記録すると、すぐピットへと戻りタイヤを温存する。このタイムで順位は6番手となった。

スーパーポール2は12分間。上位8台が最後のスーパーポール3に残る。
真っ先にコースインした出口選手は今回も2周目にアタックして2'10.302のタイムを出し再びピットに戻る。しかし直後にそのタイムを数人のライダーが僅かに上回り、順位を下げてしまう。急いでコースインした出口選手は終了時間直前にラストアタックに入り、渾身の走りで2'09.624を叩き出し5番手にポジションを上げてラストのスーパーポール3に進出を果たした。

最後に10分間で行なわれるスーパーポール3の結果で決勝スターティンググリッドが確定する。出口選手は3周目に2’10.225を記録。続けて4周目にラストアタックしてタイムアップに成功2'09.873を刻み決勝スターティンググリッド5番手を獲得した。


7/25(日) 決勝レース
天候:晴れ コースコンディション:ドライ

 例年通りカウントダウンと共に午前11時30分にルマン式スタートで熱く、長く、過酷な決勝レースが始まった。

スタートライダーは出口選手。5番グリッドのスタート位置から今回もうまく飛び出して1コーナーに3番手で入る。オープニングラップを終えてホームストレートを2位で通過。その後はやや順位を下げ6位を争いながら25周を走ったところで安田選手に交代する。交代直前の順位は5位。

代わった安田選手は交代直後、約10秒後方だった#73岩田選手との差も広げながらコンスタントにラップを重ね、ポジションをキープして27周を走行。再び出口選手にマシンを託す。マシンを受け取りホ−ムストレートに戻ってきた出口選手と#73の間隔は約15秒となっていた。

60周目、出口選手の走行中に#2亀谷選手が転倒。4位に順位を上げる。安田選手が走行していた104周目には#12酒井選手も転倒する。優勝候補チームですら転倒やアクシデントで順位を下げる中、耐久レースに不可欠な安定した走りで確実にバトンをつないでゆく。スタッフもタイヤ交換、ガソリン給油の作業を確実にこなしてライダーを後押しする。


その後も交互に2人は周回を重ねて午後4時すぎには表彰台圏内の3位にポジションを上げた。そして1時間半に渡りその順位をキープしていたが、レースウィークを通じ圧倒的なスピードを見せていた#11レイ選手が序盤のアクシデントから激しく追い上げてきたた為、159周目に先行されてしまう。

気温35℃を超える暑さの中を走り続けた出口選手、安田選手の体力は想像以上に消耗していた。そこで予定を変更して、ここまで走ることなく体力を温存していた児玉選手が残り1時間をライディングすることとなった。その交代の間に5位に下がったものの、4位となった#73もその後ピットインしたところで児玉選手は順位を取り戻し、さらには引き離すことに成功する。急速に辺りが暗くなるラスト15分も確実に走り抜き、見事4位でチェッカーを受けた。さらにはトップの#634清成選手がチェッカーを受ける直前に児玉選手はホ−ムストレートを通過した為、1周長く走行して最終結果には5位の#73に1ラップの差をもたらした。

PLOT FARO PANTHERAの総周回数は212周となった。
この長いレースの間、トラブル無く走り切って4位の好成績を収められたのは、3人のライダーとチーム、ヘルパーや関係者、このレースに関わる全ての人が気持ちをひとつにして戦い抜いたからこそ、成し得た結果だった。

 

   

出口 修 選手コメント

 炎天下の中、沢山の応援有難う御座いました。

今年の8耐も表彰台を目指してチーム一丸となって戦いましたが、
あと一歩及ばず4位と言う結果でした。

完全なプライベーターとしては立派な成績だと思いますが、やはり
悔しさも残っています。

300kmで僕も安田選手も怪我をしてしまい、その後は走行時間を
稼ぐことが出来ない事でセッティングが思うように進みませんでしたが、児玉選手の合流もあり、限りある中では全てを出し切ったと思います。

レースウィークを通して改めて感じたのが、PLOTチームオーナーはじめ、
監督、スタッフ、エンジニアの最後まで少しでもマシンを良くしようという思いの強さ、その思いがライダーの更なるモチベーションとなって力を出し切ることが出来る、まさにチームプレーだと再認識しました。
このチームでチャレンジできた事を誇りに思います。

最後になりますが、昨年の8耐からはや1年。
再びチャレンジするにあたり、スポンサー様はじめ、ファンの皆様、友人や家族、本当に多くの方々に支えて頂きました。

月並みでは有りますが、心より感謝いたしております。
本当に有難う御座いました。


安田毅史 選手コメント

300kmの怪我の影響でテスト不足での8耐ウィークに入りました。

梅雨も明け体力的に不安があったため、なるべく乗りやすいバイクを作れる様にセッティングをトライして行きました。決勝前までライダー、メカニックさん、ブリヂストンタイヤさん、WPさん、レイクラフトさんとギリギリまでバイクの仕様変更をしました。8耐決勝は皆さんのおかげで乗りやすいバイクになり、アベレージも安定して乗ることが出来ました。

しかし、怪我の影響で肩に力が入らなくなり最後の走行は児玉選手に託しました。

表彰台は逃してしまいましたがワークスに次ぐ結果なので嬉しいです。
この結果はスポンサー様をはじめ出口選手、児玉選手、メカニックさん、ヘルパーさん、プロト社員の皆さんの頑張りだと思います。

全日本後半戦もプロトパンテーラ出口選手の応援を宜しくお願いします。


児玉勇太 選手コメント

今年は初めてスズキのバイクに乗り、今年初のレースで8耐でしたが、GSX-R1000の感触も良く、走るごとにタイムも良くなってレースウィークを迎えました。

レースウィークでは、さらにバイクに慣れることと、レースに向けて自分がいつでも走れるように気を抜かないように心掛けました。
決勝では最後の一時間だけ走行しましたが、順位を落とさないで走り切る事だけに集中しました。結果は順位を落とさず4位でチェッカーを受ける事ができてほっとしました。

走る機会を与えて頂いたチーム、スポンサー様、関係者様全てに感謝しています。
本当にありがとうございました。


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